● 連載 ③

玄能池(げんのういけ)の龍神

通称「龍神池」と呼ばれる玄能池は、宝塚市と猪名川町の境に位置する上池、下池の大小二つの親子池です。古くから、二千年の修行中の金龍が隠棲しているといわれ、銀山の金属を守っていると伝承されています。また、火龍は京都に隠棲していて、この二匹の龍が出会うときは世の中に大吉兆が現れるという言い伝えがあって、単なる貯水地、鉱山池ではなさそうです。 

昔の鉱夫達は、鉱山の往来のおり、玄能の上池の方に、よく卵や米粒を供えたそうです。今は、ガマガエルやカメ、フナやコイ等群棲し、水面には城山が逆さ絵のように映し出され、絶妙の風情と景色を彩っています。また、池の底下は純度の高い紺青石の宝庫で、紺青石は岩絵具(顔料)の原料となります。

<青木間歩>

  唯一、坑道内を体験できる間歩です。

見学時間:9時〜17時

12月29日~1月3日は休み

多田銀銅山は、平成19年度経済産業省「近代化産業遺産」に認定されています。